ふて寝こそ味わえば四六時中も夢か現かと流離えるあどけない恋心がいつしか物憂げな天然色を宿すどうやら九曲めで甘ずっぱい空気は漂い始めてしまうまばゆい煌きなど放ちながら誘惑する火花は危うくひょんな形で舞い込んだ招待状も懐に楼閣へと舟を漕ぎ出そう
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