冬にアイスをかじるむさぼると舌なめずりしも焼けの掌はらす夜気惜しげもないシリウス煌くりりしい表情さえ魅惑の唇でごっそり盗めば甘い罠の抱擁へなめらかな泡雪もほろ苦い冬物語とめど無い駆けひきの行方ならるつぼ沸騰し煮えたぎる蜜へぎゅっと伝わる色香あふれ過ぎしセピアを攫う銀翼がぜん残らずたいらげ冬はアイスを欲ばる
[前頁] [旅人モドキ(左利き)の部屋] [次頁]