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流☆群の部屋  〜 投稿順表示 〜


[61] 時間
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例えば

花瓶に咲く一輪のバラが

ちっぽけなことに笑って泣くあたしが

朽ちてなくなって

この世界から消え失せても

きっと何も変わらず時間は流れる

止まりもしなければ急ぎもせず

季節も自然に移ろい

あの子も幸せそうに笑って

いつかはみんな朽ちてなくなっていく身

それでも時間は流れつづける

死にゆく命もあれば生まれる命もあるから

世界はまわる

クルクルと

多くの悲しみと

それとおんなじだけの喜びを乗せて

時間は流れる

刻々と

多くの命の時を刻んで

その身朽ちゆくその日まで

2003/12/09 (Tue)

[62] あのね
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あのね

あのね

伝えたいコトあるの


あのね

あのね

伝えたい言葉

のどの奥うづくまる


あのね

あのね

伝えたい言葉

書いては消して


あのね

あのね

あのね



あのねの先に待ってる言葉

伝えたい言葉

ずっと想ってるの

キミのコト



あのね

あのね






やっぱり

まだ言えないや…

2003/12/19 (Fri)

[63] 足跡
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君との思い出

たどって歩く

真冬の砂浜

白く視界を染めては

消えてく

あたしの吐息は

きっとあったかくて

生きてること思い出させるよ


あたしはずっと過去の中にいて

取り残されて



もうそろそろ思い出も色あせてきたっていうのに…



この手を伸ばしても

誰か気づいて握ってくれるかな

砂に書いたあたしの想いは

波に消されず

いつまでも残っているかな


きっと君は知らないところで笑ってるけど

あたしは君との思い出

見えない足跡

ずっとずっとたどって



真冬の砂浜

君との思い出

さらら…

砂の音

2003/12/19 (Fri)

[64] 先にも後にも
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後悔が先に立ったら

どれだけいいだろうか

あたしはいくつの過ちを犯さずにこれたかな

何度考えてみても

やっぱり後悔の残らない選択はなくて

あたしはまた気づかずに

見過ごしてしまう…



想いはどんどんつのってく

会えないあなたを思って

目を閉じて

浮かぶのはあなたの顔ばかり

泣きたくなるような

一人の夜



後悔は先に立たないから


帰らないでって

言えばよかった…


2003/12/20 (Sat)

[65] ニセモノ
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最高の笑顔で作り笑い

あたしの顔

ちゃんと笑ってる?

あたしだってイヤなのよ

でも仕方ないじゃない

それが世の中うまく切り抜ける生き方だもん

聞き分けのいい子供みたいに

いつだって笑顔でいればいいのよ

ウソで塗り固められたものだとしても

それなりに上手くやってかなきゃ


もやもやはあたしの内側で

どんどん膨らんで

吐き気がするわ

目の前も白くぼけていくの


大っ嫌いよ

あんたなんか



穴を掘って

顔を埋めて

吐き出したいわ



そしたら

なんかの童話みたいに

穴からあなたの耳へ

あたしの言葉が…


2003/12/21 (Sun)

[66] 十時半
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傷つくのが怖いと感じ始めたのはいつからだろう

浮かんでくるイヤな結末

怖くて怖くて泣きやむことができないよ

全身を這うように流れていく震えは

とどまることを知らない

足をとめてしまえばいい

ここで踏みとどまってしまえばいい

誰にも叱られたりしない

得るものがなくなるだけ

失うものだってないのに

溢れでる衝動を抑えきれないのはなぜ…


矛盾して動くあたしの身体を

誰か縛り付けてくれませんか?

矛盾しているあたしの心を

誰か殺して下さい


こんな愛しさ知らなければよかった


何度涙を流しても

あなたを想う心の灯火は

消えはしないのです

2003/12/22 (Mon)

[67] コール
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誰と話してるの?

受話器から聞こえる音

あなたと誰かの話し中の音

呼び出してはくれない電話


あれもこれもウソ

君との電話の最初はいつだってウソなの

全部あなたの声を聴きたいがための口実


意地張った

ほんとはもっと話したかった

話の内容なんて何でもよかった

くだらなくてもいいよ

君と話すことが重要なんだから



風邪ひいた?

って君。

違うよ

君を想って

切なくなって

泣いていたんだよ

今までずっと…

2003/12/22 (Mon)

[68] すれ違う君に
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街ですれ違う

君。


笑いながら歩く

君。



隣には

知らない女の子




そっか…



幸せになれたんだね





あたしも君も

違う道

一歩踏み出した




あの頃は

素直に喜ぶことできなかったけど

今なら

君の幸せ

素直に願うよ




溢れかえる人混み

すれ違う君の笑顔に

なんだかほっとしたクリスマス


メリーメリークリスマス

2003/12/25 (Thu)

[69] 
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なんでも思い通りじゃないって知ってるよね

わかってるんだよね

そんなこともうとっくに

僕ら子供ぢゃないし



どうにもならないこと

たくさんあるよね

想っても思っても

届かない想いや叶わない希望もある



でも

それでも

夢見ちゃう

思い描く

望んでしまう



心があるんだもん

頭があるんだもん


当たり前



子供ぢゃないよ

でも人間だ




夢見たり

希望持ったり

そうやって生きてる



何でも現実ばかり見てる生き方なんて

つまんないよね



だからさ

君も夢見ること忘れないで


そしたらきっと

扉の向こうには

光があるから

2003/12/26 (Fri)

[70] さざ波
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探してるものは何?

不確かなものは怖くて

さざ波のように漂ってる生き方は

あたしできないと思う


確実な何かを得るために必死こいて

表面だけは余裕ぶってる


確実だと思ってた何かに裏切られたトキ

あたしはどうなるかな

ただの空っぽな存在に違いない…


確実なもの

探してるけど見つからない

そりゃそうよ

確実なものなんて何もないもの


裏切られたら

裏切られたら

裏切られたら

あたしはどうすれば…?


不確かなものの中で

確実なものを見つけだすこと


確実だと信じる心


それがない…


確かなものなんて見つからなくて当たり前



さざ波のように漂って生きてるあの子

ほら

確かなものを見つけたよ

不確かなものに囲まれた

確かな心

信じる心

先を恐れない強い心



不確かな中で確かに生きてるあの子

羨ましいな…

2003/12/29 (Mon)
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