詩人:流☆群 | [投票][編集] |
眠りにつく前の布団の中
ふと君のこと考える
愛しくなって
名前を呼んでみた
想いは溢れて
泣きたくなった
帰らぬ君よ
目を閉じれば
ずっと側にある笑顔
何もかもが鮮明で
胸がいっぱいで
また泣きたくなった…
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大好きで大好きで大好きで
どうしようもないヤツがいる
それは冷蔵庫の中にあったり
段ボールの中にあったり
あたしの心の中だったり…
最近いつもキミはいるから
あたしは嬉しくなる
にっこりなる
不安になる
嫉妬する…
だって…
側にいる林檎ちゃんはかわいい
真っ赤なホッペでかわいく微笑うから
悔しいじゃない
でもね
あたしは林檎ちゃんじゃなくてよかったって思うの
真っ赤なホッペはなくても
かわいく微笑えなくても
キミとあたしは他人だから
だからね
愛しあえるじゃない?
梨でも林檎でもなくて
あたしはあたしでよかった
ねぇ
秋じゃなくてもいいよ
季節はずれだっていいからさ
いつかピンクのブタと一緒に
あたしの家までやって来てね
突然届く宅急便みたく
大好き
大好き
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冬の朝
カーテンの隙間から覗く日差し
ケータイアラーム最大音
もぞもぞと顔あげる
日曜日、午後1時
なんとなく
それなりに
楽しい夢をみた
ぼんやりとした記憶の中
思い返す夢は
やはりぼんやりとした夢
ただ
本当に会いたい人には会えない
どれだけあなたを思って眠ることか
一日どれだけあなたのこと考えるか…
計りしれないほど
頭に浮かぶのはあなたの顔ばかり
でもね
どれだけ考えて
どれだけ想ったところで
あなたは夢にさえ出てこない
だからね
あたしは目を開けて夢をみる
目を瞑ってしまえば
あなたには会えないから
顔あげて
一番に考える
起き抜けの夢は
今日もあなた
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膨らむ想いに
足跡たどって歩いたのは
もういつのことだったか
小鳥も眠る星の下で
君の触れた頬
指がなぞる
一人になって考える
これからのあたしたち
泡みたいに浮かんでわ消える
なんて簡単な終わりでしょう
遂げられなかったお別れのキスも
言えなかったありがとうの言葉も
いろんな思い出の切れ端
繋ぎあわせては思い出す
昨日のこと
ずっと前のことみたいに
いなくなると寂しいね…
甘い酸っぱい塩辛い
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寂しい
って言葉
口に出すと
きっと寂しくなる
強がって笑ってみた
上手く笑えないから
笑うのやめた
あたしだけ
ベッドに潜り込む
広いから寝やすいや
だって今夜はあたしだけ
あたしだけだもん…
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もうこれ以上苦しみたくないのなら
あたしに近づかないで
否定しないと言わないで
そんな目で見ないで
あたしを閉じこめて殺して逃げなさいよ
これ以上苦しみたくないから
もうあたしに近づかないで
手に入れられないものなんてたくさんあるじゃない
君が見てきた全てのもの
手に入れられなかったものの方が多いはずよ
あたしを追わなくていい
本心じゃないくせに
手に入れなくていい
腕で抱きしめてくれなくていい
閉じこめて殺して逃げなさい
君には先があるから
君の横顔に
目に
腕に
唇に
もう苦しみたくはありません
あたしを閉じこめて殺して逃げなさい
怖くなんかない
あたしの手には何もないから
手に入れられない苦しみより
手にしたものを守ることの方が怖いから
君よ
愛する君よ
どうか
あたしが何かを手にする前に
閉じこめて殺して逃げて下さい…
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眠る前繋いだ手が
目覚めるその時まで
ずっとずっとそのままだったら
君とはきっと離れられなくなる
君が笑ったら
僕も一緒に笑うから
きっと君とはずっと笑っていられる
君が愛おしいと言ったら
僕は君を抱きしめるから
ずっと側にいるから
きっと僕は君と離れられなくなる
君も僕と離れられなくなる
そんな二人になる
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今日はたくさん転んで
たくさん汚れたから
お風呂に入りなよ
体の汚れはそれで十分きれいになる
心の汚れ?
それは僕に任せなよ
ちゃんと洗い流すからさ
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あの植木鉢のあの赤い花
枯らしてしまったのはあたし
水やり
忘れたんじゃない
しなかっただけ
枯れていくの気づかないふりして
横目でみたあの植木鉢
植木鉢片づけて気づいたことがある
あたしの部屋
何かもの足りない
窓辺にない逆光の植木鉢
黄色でもないオレンジでもないあの赤い花を
好きだと思ったのはナゼだったかなんて
何にも覚えてやしない
けど窓辺に咲くのはやっぱりあの赤い花
いつの間にか欠かせなくなってた
そんなアイツを
水もやらずに枯らしてしまったのはあたしです
きれいに咲いてたのに
大切だとさえ気づいてやれなかった
それもやっぱりあたしなんです