詩人:流☆群 | [投票][編集] |
あなたのあたしを呼ぶ声
名字から名前にかわった
呼びすてで呼ぶあなたに
「生意気!」
って怒ったけど
ほんとは嬉しくて
あなたのあたしを呼ぶ声が
あたしの呼びすてにされた名前が
何度も何度も心の中に響いて
緩む口元を
あたしの想いを
あなたに悟られないように
隠しておくのに四苦八苦
こんなことあなたは知らないでしょ?
あたしがずっとあなたを見てること
ずっとずっと前から見てること
だから知ってる
あなたの目に映ってるのがあたしじゃないこと
どんなに見つめても
あなたの目にあたしは映らない
いつだってあの子がいるから
呼びすてされたあたしの名前
あたしを呼ぶ声
浮かれるあたし
痛すぎるよ…