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流☆群の部屋


[39] 残像
詩人:流☆群 [投票][編集]

日没の刻

朱く染まるあなたの後ろ姿

あたしの横顔


簡単に去って行ったあなた

普通に見送ったあたし

側にいてほしかった

離れたくない

その一言が言えずに


互いの熱を求め合った

あたしが欲したのはあなたの想い

あなたの欲したものは何?

きっとあたしとは違うもの



胸に残る朱い印が

少し痛い

幸せな時間を思い出す

緩む顔と葛藤する心


さっきまで温かかったベッドは

もう温もりを忘れていて

少し悲しくなる

枕に顔を埋めると

あなたの香りがした


目を閉じると

まだあなたの腕の中にいるみたいで

心地よい感覚

錯覚…


今宵もあなたの香りと共に

覚めない夢を

2003/10/26 (Sun)

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