ホーム > 詩人の部屋 > HIROの部屋 > 新着順表示

HIROの部屋  〜 新着順表示 〜


[141] 戻らぬ日々
詩人:HIRO [投票][編集]

あれは
いつの事だったか

君と歩いたあの山道

僕等の手には
草の剣が握られていた


大人になったら
悪者をやっつけるんだ

君はいつもの笑顔で
草の剣を振り回し笑っていた

いま 君はどうしてる
あの時の僕等を
まだ覚えているかな

いつの日か

いつの日か

幼い言葉で語り合ったもう戻らぬ日々

2002/12/18 (Wed)

[140] 幕開け
詩人:HIRO [投票][編集]

演じ人 これより
あの舞台へと向かう

観客席ざわめき

幕が上がりはじめた


無数の光が彼を照らす

その姿 哀しく
どこか 勇ましく

舞台の中央に立ち
観客席を見渡す


そして

物語の幕開け


2002/12/17 (Tue)

[139] ことぶみ
詩人:HIRO [投票][編集]

おかわりなく
元気にお過しですか?私は元気です

あの日から
いくつの時を迎えたでしょう

辛い事もありました
もちろん嬉しい事もありました

そちらはどうですか?
また一人で悩んでいたりしてませんか?

時には誰かに頼ることも必要です

それでは
また手紙を送ります

追伸

あの曲 今でも聞いています

2002/12/17 (Tue)

[138] 桜 咲く
詩人:HIRO [投票][編集]

落ち葉舞う道

冷たい空気

色彩豊かなマフラー

体寄せる恋人達

街頭の
クリスマスツリー

年が変わる午前零時

カイトで遊ぶ子供達
たくさんのお年玉

勇気を出して告白
バレンタインデー

ありがとうの笑顔
ホワイトデー

そして  春


桜 咲く

2002/12/16 (Mon)

[137] 朝霧 −静寂の森−
詩人:HIRO [投票][編集]

日のヒカリ
 優しく輝く
    湖のほとり

木葉から落ちる
  朝露のしずく

仲良く
 じゃれながら
  飛び回る小鳥


薄くかかった霧の中で森の景色を眺め

静寂に染まっていた



2002/12/16 (Mon)

[136] 魔王 降臨
詩人:HIRO [投票][編集]

暗闇の奥に光る
無数の眼光

ぼろぼろの衣の間から見える
研ぎ澄まされた鎌


破れた翼で
空を翔ける黒い影


魔物の臭気に
狂わされる世界


他の者の力を
遥かに凌駕する者が
この地に現れた


魔界の王  降臨


破壊の都へ


2002/12/15 (Sun)

[135] 苦しいくらい抱き締めて
詩人:HIRO [投票][編集]

ワインの香りに
少し咽ぶ声

ほつれた髪を直す
君のしぐさに
しばらく見取れていた


寄り添う二人と
かすれた歌声の曲

切なさの夜に
手を重ね合えば二人は

引き寄せた君の肩を
抱いて
途切れた言葉も
そのままに

ロウソクの光に
二人の影が重なる


2002/12/15 (Sun)

[134] 渡り鳥 −自分を信じて−
詩人:HIRO [投票][編集]

小さな翼

小さな体


大陸を越え

大海を越えていく


永い旅を選んだ渡り鳥

群れをひきいる者に
すべての信頼を託して

その小さな命を賭けてまだ見ぬ地を

生まれ育った地を
目指す


その姿に 私は
最高の命の輝きを
見ていた


2002/12/14 (Sat)

[133] 君が見つめる風景は
詩人:HIRO [投票][編集]

深い森を走り続ける

光も届かない深い森を

なぜ走るのかも解らずに
ただ息が続く限り
走り続けようと思うから

そのうちに
暗闇の恐さに怯える

どこまでも広がる静寂に誰の声も聞こえない

息が上がり倒れ込んだ場所は・・・



そこに君は何を見る?



2002/12/14 (Sat)

[132] 地球
詩人:HIRO [投票][編集]

雲を掴める様な気がして
ずっと いつまでも
空に 手を伸ばす


風に乗れるような気がして
目を閉じて
両手を いっぱいに
広げている


この空を
風が 雲が流れていく

空と 風と 雲と 私

この地球で
共に生きている


互いを感じ合いながら

2002/12/14 (Sat)
371件中 (231-240) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 38
- 詩人の部屋 -