詩人:HIRO | [投票][編集] |
いくつもの朝をこえ
君との距離が遠くなり
いつの頃からか
傷の痛みも
一人の夜の寂しさも
君の声 君の顔でさえ思い出せない
また一つ
君が消えていく
見ることのない
思い出の箱の中に
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何気ない会話
自然なしぐさ
いつも冷静な君が
微笑んだ時間
急に駆け出した
雨の中
びしょ濡れになって
君を追いかけた雨の中
掴んだ君の手から
感じるのは
雨の冷たさと
君の手の温もり
いつも冷静な君が
涙をこぼした日
僕は時々思い出す
夢を諦めそうになった君を抱き締めて
眠ったあの日の事を
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人は
自分を飾り付けた
本当の姿を隠すように
いつからか
素直な心や
素直な言葉までも
飾り付けることは
決していけない事じゃ無い
自我さえ
忘れなければ
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夜の静けさ
風に揺れる花
白い月に照らされて
ひっそりと咲いていた
月明かりで
わずかに光るその姿は
不思議な
温かさを持っていた
やがて 雲が月を隠し花は蕾を閉じた