詩人:メグル | [投票][編集] |
この淡い恋に
誰かとどめを刺してください
くるしいのです とても
叶わぬ恋なら いっそ打ち捨てた方が
きっと私は幸せになれるでしょう
それが偽りだとしても
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ちっぽけなヒーローを気取って
君に会いに行こう
怪物は倒せないけど
涙なら拭いてあげれるし
三分どころか いつまでも側にいる
くだらない冗談も飛ばして
君に笑顔をプレゼントするよ
だから 涙は僕に預けておくれ
ちっぽけなヒーローを気取って
君に会いに行こう
君の救いになれますよう
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不完全だと いまさら気付いた
何が足りないと思う?
自分じゃ分からないんだ 教えてくれよ
自分で考えろって?
分からないから聞いてるのさ
ああ、そうかい
こいつが足りないんだね
欠けた心のピースが指すものは
切り捨てたはずの弱い僕
「その体 あますところなく
全部お前のもんだ」
ピースが言った気がした
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ふざけんなって言ってやりたい時がある
例えをあげればキリがないけど
結局 言えた試しはないんだ
くたばれって言ってやりたい時がある
胸の中をぐちゃぐちゃに掻き回されて
踏み付けられた痕が消えないんだ
「それは誰への言葉だい?」
僕の敵への反抗表明さ
「それは届いてるのかい?」
知ったことじゃないよ
ただ心の中で叫べば それで満足なんだ
「しょうもないね」
ああ まったくその通りだ
「本当は自分への言葉なんだろう?」
そうかも知れない
僕は弱い
弱い人間
僕は 『僕』が嫌いなんだ
弱くて 甘ったれで 根性なし
ふざけんな くたばれ
成る程ぴったりだ
笑えるほどにしっくりくる
なのに
視界が滲むのは何故だろう
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「さよなら」
食い下がることを許さない
なんて自分勝手な言葉
でも、それを言わせたのは
紛れもない僕だ
君は一人 先を進むけど
僕はもう少し ここにいるよ
あと少しだけでいいから
この気持ちでいさせて欲しいんだ
君を好きな 僕のままで
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置いてかれて ひとりぼっち
夕日がいやに目に痛いなぁ
僕の形の影も ひとりぼっち
寂しいよねって笑いかけた
帰る場所はずっと前に失くなったから
僕を待ってくれてる人はいない
いなくなって悲しむ人もいない
何処へ行こうか 何処まで行けるか
たった一人の影を引き連れて
僕は夕日に背を向けた
目には痛かったけど
背中はあったかいや
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天才ではないと自覚しながらも
「他人とは違う」と思い込んでいる
その割に上を目指そうとも思わないで
ぬるい今に縋りついているんだ
自分より優れた人を避けるのは
人間の性だしどうしようもないことで
比べられるのを「避ける」のは
自分が「認められたい」と思うから
誰だって願っている
けど 自分のことだけしか考えられない
博愛主義気取っても
全ての人を好きでいられない
取って付けた様な自分
憧れで80%が構成されてる気がする
実際そうだろう
成し得たものはなんだ?
1番になれば自信が持てるだろうか
堂々巡りの思考回路
きっと己よりも優れた人はいる
また心が折れるかもしれない
それでも前へ進もうとする
貴方の姿は 私には眩しい
追いつきたい けど 追いつけない
貴方は進むのが早過ぎるから
立ち止まってしまった自分
段々小さくなる貴方の背中
見送って 悔しくなって俯いた
『何をしているんだ』
ああ、確固とした自分が欲しい
何に願う? 流れ星は聞いちゃくれない
「誰も叶えてくれないんだから
願う前に 動き出せばいい」
ずっと前に 貴方が言った言葉
今まで胸の奥で埃を被っていた
何をすれば良いのかは今でも分からないけど
少し 前を向いて頑張ってみようかなと思えたんだ
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赤く燃え落つる日は
まるで己を写したかのやうに
ぢりぢりと焦がすやうに沈んでゆく
最早我が身に残るものは在らず
ただ 貴女への想ひが募り
何時しかそれは祈りへと変わった
温ひ布団の中から夕日を見上げ
羨望に満ちた眼を眇る
嗚呼 出来ることならばわたくしも
あの夕日のやうに鮮やかに果てたゐものだ
けれど人の夢は儚く
わたくしは緩慢に横へ躬を倒す
存へた命を自ら嘲りながら
再び浅き夢を垣間視る
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偽善でも良いじゃん。
何処が悪いの?
何もしないよかよっぽどマシだよ
例えそれが利己心からでも、
悪意をさらけ出して傷付けるなら
偽りの善行で隠したほうがまだ良い
正しくはない けれど
それで誰かが笑顔になれば
偽りとは言えないんだ
君のその笑顔は本物だから