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メグルの部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 嘘と罰
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嘘をついて またそれを重ね
最後には動けなくなった

全身に鎖が絡み付き
あたしは座り込む事すら出来ず

倒れる事すらも許されず
また 今日も嘘を吐いた

楽になろうとしたのに
結局は苦しいんだ

嘘をごまかそうと
嘘で表面を塗り固める

いつまでも終わりがこない
どうしたらいい?

助けてくれ
喉が枯れるまで叫べば、

ああ でもあたしは駄目だ
嘘つきに伸ばされる手なんてないもの

絡まった鎖は解かれることなく
キリキリ キリキリ

あたしをこの場所に縛り付けて
今日も誰かの背を見送ることを強いる

2006/11/30 (Thu)

[12] まっすぐに
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出来もしないことをしようとする

人によって解釈は様々
格好良いって言う人もいるし、しょうもないと言う人だっている

願わくば、前者でありたい
純粋に他人を褒めてみたいんだ

けれど私は弱虫だから
自分の思いを伝えることが 怖くて仕方ない

拒まれることに慣れていないからか
甘ったれて生きてきたことの代償

ああ 周りが気にならないくらいの自信が欲しい
自分の意見をまっすぐ伝えられるような

強い心


2006/12/01 (Fri)

[13] 心の森
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いらないもの

切り捨てた



汚いもの

放り投げた



人は『自分』を自分で作る

誰かと違うものを見つけては

心の森へ捨てていく



それを全部集めたら

きっと素敵なものが出来るのに



一つだって欠けちゃいけない

いらないもの 汚いもの

それ全部で『人』になるのさ



利己的な感情も 汚れた想いも

いっそ認めてみたら

何かが変わる気がする


2006/12/02 (Sat)

[14] 未来
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いつもは見えるものが 見えなくなった


夢中で追い掛けていたのに
何処で見失ってしまったんだろう


真っ直ぐな道が いつしか別れて
いくつもの先が出来たのも原因なのかもしれない


俯いて 座り込む君
手足がすくんで歩けないんだね


手を貸してあげたい
けど僕にそんな力はなくて


先に進まなくちゃならなくて
君を少し 通り過ぎた


でもね結局 全ては
一つに繋がっているんだ


今まで選んだ道を戻らないで
一緒に先を目指そう


君が顔を上げたその時には
僕は手を差し延べるから



2006/12/05 (Tue)

[15] ツバサ
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さぁ どうした

今が旅立ちの時

立ち止まってどうする
飛べよ 進まないだろ


恐れと不安で満ちた世界

でも きっと楽しい事がある


その胸の高揚を押さえ込むな


汚れてるけど とても広大な
この空を翔ける翼を

お前はもう持ってるだろう?


2006/12/06 (Wed)

[16] 冬のある日
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もうすぐ会える

そう考えただけで高鳴る心
染まる頬は緩んで

何を話そうか 何をしようか

頭の中はそれで一杯になる
その悩みですら 胸を震わせる

いつもより服を整えて
いつもより髪を綺麗にして

見た空の なんと澄んだことか

2006/12/10 (Sun)

[17] Feel
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幸福も 不幸も
歓喜も 苦難も
愛情も 憎悪も


すべてそれは
受ける側次第。

2006/12/10 (Sun)

[18] 宴の支度
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掃除機の音で起きる
埃っぽくて窓を開けた

冬の風が鼻をくすぐり
肌に触れてはひっかいてくる

窓をしめて 部屋を見回す
この部屋も埃っぽい

要らないもので溢れた部屋
まるで今の私みたいに

去年の今頃掲げた目標を
ごみ箱に突っ込んで

達成出来たか確認する暇なく
部屋は生まれ変わっていく

ああ 私もそうであれば良いのに

2006/12/31 (Sun)

[19] 秤と言葉と
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誰かを傷付ける言葉と

誰かを守る言葉



二つはとても近くて

近すぎて
差なんて何処にもない




守る為には 戦わなければ




篩にかけて 天秤で量って

大事な何かだけを守る



それは間違っていますか?



どうか教えて下さい



出来れば 出来るのならば

すべて 救いたいのです



2007/01/11 (Thu)

[20] 世界の片隅で
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居場所がない と 感じ始めてしまった


家にも学校にも何処にも何処にだって


すき間なくびっちりと


何処にも何処にだって人がいるから







ひと、
ヒト。




あの中に入り込めず 私はただ立っている


誰もいない場所で

誰も来ない場所で


光が射す方を 眩しげに見つめている



いつしか 足掻くことを忘れて
いつからか 諦めることを覚えた



人生は戦いだって誰かが言ってたっけ




ならば
戦意を失くした私は 何処へ行けばいいの?


居場所なんてないのに。



だからこうしてここで立っているのに。

2007/01/11 (Thu)
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