僕は待つ、葉のすきまからふりそそぐ太陽を浴びながら風から運ばれてくる、新しきにおいを感じながら僕は待つ、天の中心にうく 大きなお盆にてらされながら家々からはねかえる 強い光をあびながら僕は待つ、空を飛ぶ赤とんぼをながめながら落ちゆくかっしょくの葉をあつめながら僕は待つ、自らの口からこぼれる白い息を見ながら空から降る 天からの贈り物をながめながら僕は待ち続けるつながる空をいつまでもながめながらおわらないなにかをずっと ずっと。。
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