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樹厘の部屋


[12] ゲインズブールへ花束を
詩人:樹厘 [投票][編集]

この街で初めてゆっくり歩いてみた 人々は忙しそうに早歩きしてた

この荒れた街中で一つの花畑を見つけた
そこにあなたは座っていた
一人で花を見つめている
自然と声をかけていた
振り向くあなたは

あの時はあなたと並んで歩くとは思わなかった
手を繋ぎ二人で歩く
さよならが言い出せなくて
月が昇るまで立ち止まっている

2007/09/04 (Tue)

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