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おかだまいの部屋  〜 新着順表示 〜


[181] bluesky
詩人:おかだまい [投票][編集]

ぶっ飛ばせ

机の上からダイヴ

そいつの腹の上

ダイヴダイヴダイヴ!

蹴散らせ蹴散らせ!

盗られたもの
そいつのすべてから奪い返せ

奪い尽くして
ゼロにしろ

走れ!飛べ!飛び越しちまえよ!


どうやら神様はいないみたいよ

残念だけど

それだけは伝えておくよ


だけど世界は広いってこと

それだけは事実さ

頑張るとかさ
勇気とかさ
我慢とか
憎しみ
恨み
妬み
絶望
暗闇

必要ないのさ

そんなもの教科書と一緒に燃やしちまえよ

本物の灰色を手に入れて
偽物は風に飛ばして

人間は透明だってこと

知ったほうがいいかもね


その痛みはさ
痛いだけで
ただそれだけなのさ

傷口なんてありはしない

涙に変えて
流してしまえばいい

「強さ」と「弱さ」は
なくならないってこと
実は仲良しだったりして
わからないけど

ふたつ一緒じゃないと
つかめないんだって

僕はそう思う


結局人には翼が生えなくて

空を飛びまわる自由は
与えられなかったけど

空から見たこの世界は
どうなんだろう

空も足を生やして走り回りたいと

きっと羨んでいるさ


僕はそう思う




2008/10/14 (Tue)

[180] ラヴシーズン
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切りすぎた髪が

キミの涙を
ぬぐい去ったなら

僕はただ手を差し伸べて
何も写さないガラス玉

それでも見続けていたいよ


増え続ける体に
刻んだ色とりどりの

花や文字が

誰にも言えないキミの

心の数だって

僕は知っても
それでも僕は

キミをただ好きだったんだ

雪が降ったら
キミの笑顔が見れるといいな

寒がりなキミだから
きっと
今年も
僕の中で眠るだろ

ぬくもりだけ
せめて伝えたい
キミの欲しがる
愛のぬくもりだけ

この僕のすべてで

2008/10/09 (Thu)

[179] ファブリックディスコ
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ミルクコーヒーと

バニラ味シガレット一本で

酔っ払って

あの娘は飛んで行った

僕は夢から覚めて

見上げた空には

何もなかったけど

最後のセリフ

それだけ覚えているよ


私は確かにここにいた

忘れないでと

見つめられたその瞳の奥には


翼の生えたハートが
泳いでいた


それはあまりにもキレイで

僕は描いた景色
ぬぐい去ったんだ

それは夢の話で

あの娘のお話

誰も知らない夢のお話さ


あの娘は飛んでったから

忘れないでと

ハートだけ残して





2008/10/08 (Wed)

[178] DRIVE
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読みかけの小説
ダッシュボードに投げ込んで

あの海まで
走らせようか

ハンドルさばき
ちょっと危なっかしいね
でも
そんなの気にしないから
アクセル全開で
ぶっ飛ばしてくれよ

BGMはもちろんアレで
最高になる

ビールは僕が
飲ませてあげるから
君は前だけ
見ていて

眠たくなったらさ
かわるから

僕がいつでも
かわるから

君は自由に
生きていてよ

2008/10/07 (Tue)

[177] たびびと
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例えばここから
全てを放り出して

逃げ出したとしても

そこで待っている景色の半分は
「逃げ出した」っていう事実に追われて

見ることなど

できやしないさ

君の笑顔でさえ
透けて見えた向こうには

新しい街が広がってる

そして僕は
盲目の旅人になるのさ

全てを置き去りにしたむくいを

与えてくれよ

2008/10/07 (Tue)

[176] ***
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指先がちぎれるまで
がむしゃらに
弾きなぐった
だれに
届けよう
この歌声

指使いがなってないと
笑うかい
かつ舌が悪いって
君は笑うよ

それでもかまわないさ

ぼくも笑うさ

そんな冬の始まり

今年も君の
エナメルブーツ
楽しげに
足跡響かせて
くれるかい

楽しみだね

そんな冬の始まり

2008/10/02 (Thu)

[175] メモリュー
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なめらかな音をくれた
君はもういない

僕は相変わらずさ

はりついた歌声
忘れないように

リピートし続け

すり切れたメロディー
悲しすぎて

僕も早く
そこに行きたいと

願いはむなしく
風に消えた

これは切ないうたじゃないよ
ちょっと悲しみ携えているだけで

思い出の一画

それでもカラフルなのさ

2008/09/14 (Sun)

[174] 東京タワーに連れてって
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いつか言ってたね
二人で行こうって

笑って話した
小学校の修学旅行ぶり
あんた覚えてる?

昔はさ
都会の空気に憧れて
いつかここで暮らすんだって
夢見てたよね

いつの間にか
別々の道
別々の方向
離れ離れ

仕方ないと思いながら
あたしはずっと
寂しかったよ

悲しい時は
いつもあんたの変な笑い顔
思い出したりして
楽しかった思い出
いっぱい思い出して
過ごしてんだよ
あんたはどうか知らないけど

そんなこと
恥ずかしくて言えっこないけど

そうなんだ

あんたから遊びに来るなんて
初めてだね

連れてってあげるよ
東京タワー
晴れるといいね

あんたはあたしの大事な人だから
唯一無二の
友達だからさ

2008/09/12 (Fri)

[173] ラストサマー
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小さな手
つかんだ星くず
さぁどうする?

しけって火の付かない
花火ひとつ
川に流して

電車に乗った
ありんこ
降り立った景色は

喉の奥
焼けて
入れ込んだ
アルコール

かきむしってはがれた
タトゥー
うなだれたヒマワリ

あのこは笑っていたよ
いつだって涙連れて
それでも笑ってたんだ

2008/09/09 (Tue)

[172] セイ ハロー
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エスプレッソWで
飲んだ
パディントン
一本いかがと差し出されたたばこは
ココナツの香り
クラッシュハットが
今日もステキさ

何かがいつも足りなくて
そう思ってて
嘆いた先には
からっぽロンドン

いっぱいで選べないから
今日のオススメ、オレンジペコーを
ミルク多めで飲んだんだ

それでもぼくは歩き出せない

さぁここは
ぼくの
何が何でどうだ
あいつの口ぐせ

ぼくは歩き出せない

この地球から
ハロー

2008/09/05 (Fri)
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