詩人:おかだまい | [投票][編集] |
固めた嘘
投げつけてよ
海の底に
沈めて
忘れてしまえばいい
僕のこと
愛してるなら
約束はいらない
少しの
優しさをください
作り笑いはやめて
睨み付けてもいいよ
それがキミの
本当なら
空に飛ばした
ため息ひとつ
きっと今頃
風になるから
きっと大丈夫
僕がいるから
大丈夫さ
繋いだ手は放しはしない
きっと大丈夫。
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戦ってたのは自分だったよ
この涙は
キミのせいじゃない
堂々巡り
あたしの中
行ったり来たり
幸せはピンクで
熱くなる
全てを敵にまわした
自分探しの旅に
出かける準備だけは満タン
ねぇねぇ笑いなよ
戦うべきやつはいつもこの中にいるさ
そうそう
自分の中
名前もない程
悲しい色
さぁ覚悟を決めて
生きて帰ろう
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手を繋いだ
なんだか安心したんだ
キミの手がまだ温かくて
ホッとしたんだ
なんだか泣きそうになって
我慢したら
しかめっつら
何怒ってんだよって
繋いだ手振りほどかれて
私は宙に舞った
いつもこんな感じ
伝わらないし伝えない
そんな2人
だけどキミは必ず
ガスが抜けて落ちてきた私を
見つけては拾うの
そしてまた
ぷっくり膨らまして
曖昧な絆で繋げるのよ
結局そういうこと
必要だってこと
それだけでいいじゃない
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吸いすぎたケムリ
つま先まで流れて
もうダメみたい
あたし。
無理やり詰め込んだカレー
胃で追い返されて
またダメみたい
あたし。
忘れないように
腕に削った
あたしの名前。
見ることすら忘れて
新しいネームを
今日もまた一つ
いただいた。
どうもありがとう
一滴だけ血を
あげたの。
世界中の
ドラキュラに。
もうダメだわ
あたし。
あたし。
あたし。
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華やかなステージに
立った
夢は叶った
だけど孤独さ
なんだろう
不安に押しつぶされて
期待を背負って
僕はどこへ行く
笑えないよ
そんな言葉じゃ
また泣きたくなるだけさ
音だけの花火が
今日も鳴り響いて
さぁ
始まり始まり
僕は今日も
眠らない日々を
生きて行くのさ
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あふれすぎた色々が
世界をつまらなくしていって
自由の国とは名ばかりで
平和の国とは名ばかりで
価値のある人間なんていないんだって
だってみんな平等だから
寝ても覚めてもキミと2人きり
世界中を旅しても
確かなものはたったそれだけ
充分すぎる景色
そういうアナタは何者ですか?
時代の流れに逆らって
見えたものは何だろう
誰にも邪魔されない場所で
深呼吸しようよ
ねぇ
ここから飛んでいこうよ
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南の島に行きたいと
彼女は言って
写真は全部
灰になった
もう動くことのない指は
それでも彼女の側を離れない
弦の切れたエレキギター
ぶらさげたまま
セッション中
こんなもんさ
世界はきっと美しいから
彼女の涙は届かない
世界はきっと汚れてるから
彼女の痛みがわからない
そんなもんさ
南の島に行ったらね
ドラゴンボートから落ちて
海に沈むの
海の底で
幸せに暮らすの
彼女は言った
何も心配いらないって
彼女はいった
大好きだったメロディー
口ずさんで
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ロザリオ首からぶら下げて
僕は今日も歌ってる
必ず迎えに行くからと
あの娘に言った
キミは覚えているかい
僕は今日も歌ってる
キミがどこかで泣いていたとしても
キミだけに届くように
このステージからは
なにも見えやしないけど
僕が必ず助けに行くから
争いのない星へ
2人で旅をしよう
いつか きっと