詩人:おかだまい | [投票][編集] |
白い肌の真っ赤なペディキュアに
僕は惚れた
赤ワインをラッパ飲みする白くて細い腕に
僕は惚れた
神様なんていないって言ってたよな?
僕は嫌いだ
その腕に垂れる真っ赤な血が
大嫌いだ
ここにおいでよ
悲しみは全部
僕が食べてあげるから
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青いキャデラック
俺も乗せてくれないか
青いキャデラック
月の裏側へ行くんだとさ
そんなのは今はどうでもいい気分
青いキャデラック
世界はくだらないんだって
俺にはどうでもいい話
青いキャデラック
あの娘は置いて来た
何だか1人でいたい気分さ
バイバイ地球
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都会のど真ん中で
気がかりなのは
3色ランプ
トラック砂けむり
高架下
空は見えない
見たかったのは
あの娘をまとうブルー
どっちが下で
あっちが上か
ただ知ってんのは
そこにビルなんてないっていうこと
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自分がしたい事をすればいい
自分が見たいものを見ればいい
自分が聴きたいものを聴けばいい
自分が着たい服を着ればいい
自分が言いたい事を言えばいい
自分が行きたい所に行けばいい
自分が住みたい場所に住めばいい
周りの事考えんのは
その後
話はそれから
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窓の外には燃え上がる戦車
毒だらけの水を
生きる為に飲む
幸せなど知れない子ども達が
今日も生み落とされる
愛する事を知りながら
殺し合う姿に
愛なんてないよ
そこには何も生まれない
知っているはずなのに
食べきれずに捨てたチョコレートケーキ
あたしに平和を願う資格なんてない
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キミは大人になんかなりたくないと言った
あたしはなりたくないものになどならなければいいと答えた
キミはつまらない人生だと言った
あたしはつまらないと思うならきっと何が起きてもキミにとってはつまらない出来事なんだろうよと答えた
キミは自分が生まれた意味がわからないと言った
あたしはこの世の中に意味のあるものなどないと思うと答えた
キミは死にたいと言った
あたしはキミが死のうが生きようがキミの自由だと答えた
自由なんだよ
空に自由なんてない
いつでもキミの隣にある
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アンタに教わったギターを
センベツだとくれたエレキギターを
今でも覚えてる
初めてのメロディーを
あたしはずっと忘れない
ステージの上からの景色は
アンタが最高だと言ってたその世界は
アンタを思い出すだけのちっぽけな空間
ここから何を見てたの
もう聞くことはできない
答えはわからないままさ
星のメロディーを
あたしはうたい続けて
これからもギターかきならして
アンタが見ていてくれる事を願うんだろう
アンタに教わったギターで
センベツだとくれたエレキギターで
灰になったアンタに
うたい続けるんだろう
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真っさらなノートをさ
うめつくすキミの心はどうしてここでしか開かれないんだろう
何も答えてはくれないさ
誰も聞いてはくれないさ
だけど僕じゃ不満なんだろ
なぐさめなんて必要としてない
むしろ幸せなんだろ
聞きたいのは僕の方
淋しいのは僕の方
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色の無い世界なら
やってけると思ったんだ
もうさ
何もみたくなかったんだろうねきっと
まだ何も見てはいないのに
少し触れただけで全てを理解したような
くだらないって笑ってみせて
色の無い世界なら
もう一度スタートできると思ったんだ
スタートとゴールは隣り合わせで
一度だってたどり着いたことなんてないのにね
何だってお見通しさ
その口ぐせはいつの間にか
色の無い世界なら
こんな自分も無色になれると思ったんだ
だから早く
連れて行ってよ
色の無い世界に