詩人:おかだまい | [投票][編集] |
まるで映画のよう
鳴りだした声は
あたまの中を
這いずり回って止まらない
暗闇はそこにあっても
それさえ狂わせる
意志を持たない感情達が
色を失くして消えていく
まるで映画のように
私を連れ去る
あなたの声が
鳴り響く。
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その剥きだしの感情は常に一方的に
溢れ出しては受け止められずに
どこまでも流れて行き場を失う
山の一滴みたいに
仲間と一緒に広い広い海の一部になれたら
そんな素敵な事はないのに
優しさを振り撒く人には素直になれずに
変わってしまったアナタを
私は今でも信じてしまうの
そこにもう理由なんて存在しないけど
誰の幸せも願わない
エゴだけがぶつかり合って
それでも涙は素直に溢れる
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グルグル回るベッドで
目をつむればジェットコースター
ぐちゃぐちゃのあなたの顔は
気づけば手の平に
色とりどりの光たちは
時に何も見せないでいてくれるから
嫌いにはなれなくて
今日もユーモアあふれる
不思議の国が
私を誘う
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今日はキミがいないから
何をしようか
ファッションショーでもしようか
ねぇジョージ
「キミのあの服着てみたかったの」
それとも朝まで
抱き合っていようか
ねぇジョージ?
大好きなミルクティーは
今日はやめておくよ
キミがいない日は
飲みたくない
今日はキミがいないから
となりにはジョージ
一人ぼっちにはなれない
キミがいない日は
いつだってジョージ
どこからともなく
ジョージ
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寄り道なんてさせてくれない
逃げる場所なんて見当たらない
私はブタ箱の中
一人淋しく死んで行く運命
手を繋ぐキミは
体温のない冷えきった身体で
私の知らない世界を
「つまらない」と呟いて
華麗に飛び回るの
寄り道なんてするつもりはない
逃げる場所なんて必要ない
私はブタ箱の中
一人淋しく死んで行く覚悟
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本当は飛べるのさ
でっかい羽
実は持ってんの
あの頃見てた太陽は
どこへ行ってしまったのか
そろそろ追いかけないと
追いつけなくなる
でっかい羽は
長い事広げないでいると
萎んでいくから
だからそろそろ
目指そうか
誰かが言うの
『夢を見ようぜベイベー』
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この街で感じる季節など
しょせん空気の変化
行き交う人々の
ダサい服
桜のつぼみが色付き始めた事など
知る術はデジタルの中
そろそろ行こうか
緑の世界
スタート地点