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おかだまいの部屋


[202] ヒューマン
詩人:おかだまい [投票][編集]

一人きり
取り残された
部屋で



小さく
彼女の世界が
広がっていく



壁一面に張られた写真は
寂しげに輝く



誰にも届かないウタを
書き続けて



チューニングの狂ったギターで
毎日歌う
星のメロディー



カビの生えた食パンも


期限切れのミルクも


彼女は気付かないまま



的を外したダーツの矢は


大好きなシドの目玉に


刺さったままだけど




そんなこと


もう構わない



あとはただ




生きていくだけ




終わる時まで



ただ生きるだけ

2009/06/11 (Thu)

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