一人きり取り残された部屋で小さく彼女の世界が広がっていく壁一面に張られた写真は寂しげに輝く誰にも届かないウタを書き続けてチューニングの狂ったギターで毎日歌う星のメロディーカビの生えた食パンも期限切れのミルクも彼女は気付かないまま的を外したダーツの矢は大好きなシドの目玉に刺さったままだけどそんなこともう構わないあとはただ生きていくだけ終わる時までただ生きるだけ
[前頁] [おかだまいの部屋] [次頁]