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槊哉の部屋


[5] 不浄
詩人:槊哉 [投票][編集]



生きたい…と強く願いながらも、意識を放り投げて、楽になりたいという矛盾に嫌気がさし...



僕は、扉を開けてしまった―――





意識の1/3を扉の向こう側に置いてきた。


それなのに何もなかったかのようにいつもと同じ態度…


臭い物に蓋をして、責任を放棄した。




―――どうして、僕を置き去りにしたの?



僕は、悪い子?


私は、悪い子。


咎人ですか?


ただの背徳者ですか?



僕は、誰?


君は――




何も見なかった。


だから、何も知らない。


もう、私に構わないで…


扉の向こう側に帰りなさい。


ここに君の居場所はない。


だから、お願い。


私の意識に入り込まないで…




もう、ここへは来ないで。



君は、要らない子なのだから...


2010/05/21 (Fri)

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