詩人:なっこ | [投票][編集] |
ボウリングのゲームで
君とペアになった
ハイタッチがしたくて
ストライクが出るのを
心に祈った
スペアよりも君とのハイタッチが嬉しかったよ
こんな僕は、なんて馬鹿なんだろう
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溜め込んだ息に
思いを乗せて吐き出す
心に残る君への気持ちも
すべて掃き出せたらいいのに
習慣になってる君からの電話が今日は来ないのは
偶然なの?
あたしが昨日
君に好きだと言ったのが原因?
はき出した息は
行き場を無くして
白く漂ってる
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鳴らない電話は
いつまで待てるのだろう
この思いが果てるまで?
駆け引きに疲れて、君の声が聞きたくなるまで?
でもね、鳴る気するけど
絶望的に鳴らない気もするの
あと一晩だけ
あと一時間だけ
涙と雨の落ちる音と一緒に君が来るのを待つよ
あと少しだけ
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限りある時は
日々流れる
退屈な毎日の繰り返しは
生の意味さえ薄めてしまう
時の終わりは
そこにある
見えないだけで
日々近いてくる
大切なことは
今、どうしたいのか
何をすべきなのか
今なんだと思う
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あの時を取り戻せないことを知ってる
だから今を大切にしたい
あの時の自分に
振り返ってみてと
素直になってと
逃げないでと
伝えたい
事実は戻らない
だから今在るものを大切にしてほしい
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大事なものが
両手の隙間から零れ落ちる
するすると砂時計の砂みたいに記憶が風化して
遺されたのはいつかの思い出と孤独
私はいつも落とし物をする大切なものばかり
それらは還ってこなくて
砂時計みたいに逆さに出来たらいいのに