詩人:なっこ | [投票][編集] |
痛いくらいの想いは
いつか思い出になったとしても
消えない
悲しいくらいの出会いは
いつか過去になったとしても
消せない
大切に事実として
ここに
留めておきたい
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埋もれる足元
ぬかるんだ記憶に拘束され閉塞した空間に
漂う遠い過去の雰囲気
場違いな私は
いつの間にか捕われた
目を閉じて
幸せの香りを吸い込む
まるで麻薬のように
捕われの心となる
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それでも
依存するのは
その瞬間に
意味が存在するからだろう
小さな価値の
懸命な主張は
無を肯定化し
この流れに存在したことを遺そうとする
そして有を生みだす
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心臓にこびりついた
執着は未だ消えず
時折に激しく
きつく締め付ける
開放されない心を隠し偽って
もう忘れた振りをする
けれど
心臓に染み付いた
想いは未だ消えず
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忘れないことは、罪深でしょうか
時計の針音しか聞こえない静かな夜は
眠りにつく、その瞬間に涙が溢れ出す
いつか、この習慣は消えるのでしょうか
罪は消えるのでしょうか
あの人は思い出になるのでしょうか
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ふと、あの頃がここにあればいいと思って
悲しくて泣いた
あの頃の雰囲気に包まれて温かくて、愛おしくて
切なくて泣けた
あの頃からずっと遠くにきた今でも
優しくて、鈍感で、変わらずの笑顔のあなたに
困ってしまった
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安心して泣ける場所は
何処にあるのか探してた
この前の夜は
見つからなくて
独りぼっちに取り残された
近くまで行けるのに
いつもたどり着けないんだ
そこに君はいるのに