単純な
どんな理由でも
いいから
関わる
口実が欲しい
会いに行く
きっかけが欲しい切に願う
そんな
ささやかな
自分が
いる

覚悟した
あの日

お別れ小道を
君と
歩いた日

目を閉じて
どこまで行けるか
歩いてみる
何もない闇に
襲われ
まるで
崖があるかのように
錯覚し
進まない足

見えない恐怖を
作り出す
弱虫と
今日も闘う

埋もれて
溶け込んで
悲しいのは
自分しか
見えないこと
自己中に
友も去り
憂鬱な
自慢話も愚痴も
語る相手を
無くす

どうかはやく
その無意味さに
気づいて下さい

好きという
その言葉
固定する
私の存在
引き込まれて
戸惑って
それでも
忘れられない
大切な想い

携帯　電話
あの人から
便りが来ない　なら必要ない　な。

他の誰よりも
ずっと好きなだけで
君を好きになることはないと思うんだ
解っていて
期待させるつもりはないのに
どうにかなることを
期待してしまう

満月の夜は
あの冬の
においがする

天を仰ぎ
星座をたどり
夜の静けさに
心を重ねて
対話する

この空は
無条件に
あなたへと
通じている

中途半端な
優しさなんて
要らないのに
それでも
あなたは
友情を
大切にするのね

僕は君が思ってるほど
優しくないよ
僕の中じゃ
君を一番にも
排除することも
できるんだよ？
だから
僕を疑ってよ
そんなに
期待しないでよ
本当は
優しくないんだから
傷付けたくないから