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saixaiの部屋  〜 投稿順表示 〜


[151] 『いさり火』
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静かに波打つ海
浜辺では穏やかな波を見せる海も
沖ではどんな姿だろう?

空は一面曇り空
濃淡のある灰色と白色の世界に
思わず筆を取りたくなる…
この風景を描きたい…

しかし
取る筆もない
写し取る技術なんて備えてもいない

ならば
脳裏に・・心に焼き付けよう
何よりも鮮明に


空を映す海は暗い
それでも波打ち際では透き通った姿

辺りは次第に薄暗くなっていく
太陽は見えずとも日暮れ


ぽつ ぽつ と
水平線に明かりが浮かぶ

漁火だ

闇が深まると共に漁火が増えていく

あっという間に
水平線は光の粒子で埋め尽くされる


「あれは韓国の街が見えてるんだよ」
とか
「あれは日韓連絡橋で道路の明かりなんだよ」
なんて嘘も信じてしまいそうになるほど

美しさに息を呑む

そんな風に
ロマンチックに見える漁火も
遥か沖では
漁師の戦場を照らす命の光

2003/10/22 (Wed)

[152] 『心の拠』
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いろいろ思い浮かべて行き着いた
私のなかの欲求は
ただ 一つ

自然と零れる笑い声のある空間

キミが私に向かって笑ってくれるとね
キミの笑い声を聞くと私も笑っちゃうの
心が緩むんだよ

それで 思い出すの

こんな風に笑ってきたんだなあ ってね

特別に面白くしようとしなくても
私も笑って
皆も笑って

すごく心地よくて
すごく幸せなの

心を緩めて笑ってくれるのが嬉しくて
ついつい笑っちゃうの

そしたら ほら
もう笑い声は絶え間なくてね

笑いあえるって
格別に素敵な事に思えるのよ

2003/10/22 (Wed)

[153] 『舵を取れ』
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始まりはいつでも
小さな引っ掛かり

気付けるか否かの
小さなかすり傷

時が過ぎゆく
歯車は休まず回転し続ける

僕等は次第に意識し始める

芽生えたものを
誤魔化せない

人生の歯車は狂いもしない
いつでも思いのままに
軌道修正できるのさ


さぁ キャプテン
望みのままに



2003/10/22 (Wed)

[154] 『ひきだし』
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「どうしたい?
何を求めてるのか
本当はわかっているはず」

あの日
君の言葉の多くが飾りの様に揺れて
ガチャガチャと僕の中に残った
あの時
僕には余裕がなくて
己を見つめる瞳は霞んでいた


焦る必要はない

必要な時に何度でも引き出せば良い

心に残っていれば
いつでも活かせる


2003/10/28 (Tue)

[155] 『追憶』
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忘れられない言葉

それは
ありふれた言葉

そこに
特別なものはない

強いていうなら‥
あの日あの時
あのタイミングで
あの人が言葉を投げ掛けた

それだけ。


重要なものはなかったかもしれない
何も意図はなかったかもしれない

ただ 私の中で
教訓に生まれ変わった

それだけ。

2003/10/28 (Tue)

[156] 『回り道のあと』
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岐路に立つたびに
果てしない未来の想像を試みた

どうしても霞む情景は
僕の心の不確かさで
それは当然のこととして生じたもの

迷いが生じるのは
何処となく釈然としないものが
心に引っ掛かっているから

混濁した世界

渦巻く思念

だから たくさん回り道をして
確かめようとする

回り道をするほどに
そのなかで1つの道筋が
浮かび上がってくる

本当はすでに選択していた道

それは もはや
簡単には揺るぎはしないのだと

はっきりと
心は晴れやかに

2003/10/28 (Tue)

[157] 『素直』
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私は貴方に対して
"素"の自分で接しているのかな?

私は貴方には素直なのかな?


たぶん ね

たぶん そうだよ

特別意識してなくて
そこには謀なんてなくて
疲れない

だから ね

"素"なの


貴方は どう?

私は貴方の"素"を引き出して
解き放つことが出来てるかな?


2003/10/28 (Tue)

[158] 『遠距離』
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あなたが生きているということ
あなたが確かに存在しているということ
それを感じることが出来るなら
どんなことだって嬉しいよ

あなたが生きている証を‥
メール?
声‥聞きたい
それだけでも嬉しい


それでも
本当は逢いたい。

想いを心の中で抱き締める


2003/10/28 (Tue)

[159] 『あの丘で』
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遥か高い天空に羊雲が広がり
遥か遠くまで積乱雲の群れも続く

群青と白のグラデーション
静かに それでいて力強い波音が
風の音とハーモニー

あの砂の丘で
貴方と並んで感じた
約束の日

空は蒼く 天高い証を雲で示し
海は深い青を讃え
砂は太陽に煌めいた

ピースが揃った
約束の日

2003/10/28 (Tue)

[160] 『〜はじまり〜』
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出逢わなければ
何も変わるものなんてない
動き出さなければ
変化のない時間が過ぎただろう

それだけでも
幸せだったかもしれない
そのほうが
長く幸せ気分が続いたかもしれない

だけど私達は出逢った。
この事実は変わらない。
その中で望むように動いた。
互いに求めたから。

私の心のベクトルは
変わらず貴方に向いている
いつまでも心を寄り添わせていたい

それでも貴方の心は
少し離れていくような…
そんな変化を感じてしまう

もっと鈍感なフリして
笑っていればいい?
きっと泣き笑いがうまくなるね。

考えすぎ?
そうかもね。

恋の駆け引き
勝負は これから。

貴方の心を掴むために
貴方に認められるために

そう簡単には
諦めないよ

2003/10/28 (Tue)
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