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saixaiの部屋  〜 新着順表示 〜


[193] 『屋上で待つ』
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キミは笑ってすべてを受け入れ
天に居るんだろうなって
私には思えます

「屋上で待つ」

あの頃 お互い暇人で
キミが私を呼び出して
屋上で語り合った日もあった

「屋上で待つ」

屋上に行くたびに思い出す

あの頃は 楽しくて

楽しすぎたから

今 屋上で独り
涙があふれる

2004/03/14 (Sun)

[192] 『幸せですか?』
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貴方を慕う人がいる
貴方の力になりたいという人がいる
貴方を求める人がいる


「貴方は今 幸せですか?」


貴方は即座に答えた
「幸せではない」


私から見れば
羨ましく思えそうなほど
幸せなことに見える現実を

貴方は即座に答えた
「幸せではない」

たぶん
貴方の思う幸せは

貴方の手で
大切な人たちを
笑顔にすることなのでしょうね

大切な人を
一人でも笑顔にできないなら
貴方は
幸せだと思えないのでしょうね



「貴方は今 幸せですか?」


2004/03/08 (Mon)

[191] 『起点』
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疑いを抱いた時点
それを転機とするか

決めるのは
僕自身

いつまでも
自信がないとか
わからないとか
言ってられない

カッコ悪いこと
言いたくない
なんて
カッコつけても
しょうがない

最初っから
どこまでも
不恰好のトンチンカン
それでいいよ

そんなもんさ
僕なんて


2004/03/03 (Wed)

[190] 『躊躇い』
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迷うんだ

どうしようか迷って

あぁ

やってみたいこと
多すぎて

何か一つ
選ぶことを躊躇い
機を逃してるだろう

幾ら機会があったって
逃したり捨てたり

わざと困難そうな道
選んできた

すべては過去
元気な時

できるときに
できることを

これからも

ボクは…


2004/03/03 (Wed)

[189] 『ワガママ』
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あの時ボクは
差し出された手を
振り払った

ボクは拒絶した

閉じこもって
うずくまった

そうやって
過ごしちまった時間

取り戻せないって
わかってた

ボクは拒絶した

不利を呼び込んだ

追い込んだ

ワガママだ


後悔ってんじゃない

文句もない


ワガママだ


2004/03/03 (Wed)

[188] 『絶体絶命?』
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気負いすぎていませんか?

責任感だとか
意地だとか

大切なこともあるけれど
大切なときもあるけれど

一つの道に拘って
自らを失ってしまうくらいなら

その前に
深呼吸して

もう一度
何を守りたいのか
再確認して

深呼吸して

きっと
道は他にもあるから

もしも
どうしても
一つの道しか
見つからなかったら

どうしても
雑草を掻き分ける力が
残っていなかったら

少し休めばいいよ

リフレッシュしてさ


きっと
そんなことぐらい
貴方ならわかっているよね


思い切れないのは
積み重ねたものがあるからだとか
責任感だとか

ねぇ、
気負いすぎていませんか?


知ってるよ

綺麗事だけじゃ生きてけない
生活できない

貴方には
プライドもある

だけど

ねぇ、
一番大切なことってなんでしょう?


きっと
そんなことぐらい
貴方ならわかっているよね


2004/03/03 (Wed)

[187] 『 祈願 』
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時として
人は天を仰ぎ
神に祈る事も
あるだろう

時として
人は神に願う

されど

いつでも
願いを叶えるのは

願いを背に受けた
その人のチカラ

祈りに応えたいと
思う気持ち

2004/02/22 (Sun)

[186] 『 窓 』
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こっちの世界と
向こうの世界

共通するのは
一つの窓だけ

温度差があると
曇ってしまう

そっと窓に
触れてみると

驚くほど冷たい自分と
温かそうな向こうの世界が
見えたような気がした

そんな気がした

それは一瞬

ハメ殺しの窓は
瞬時に曇り
古びた装い

その窓際に立つのは
もう止めにしよう

別の窓を叩く音がする

新しい世界が
僕を待ってる

2004/02/19 (Thu)

[185] 『最期の手紙』
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君は思い出の中

悪態ついたり
笑ったり
面倒見も良かったり

四年間を振り返って
君に手紙を書いた

感謝の思いを込めて

便箋二枚

《感謝状》と題して
手渡した


君がこんなにも早く
最期を迎えるなんて
知る由もなく

いつまでも
変わらない
凍った時間


むなしくて

さみしくて

君に甘えてた

君に甘えたかった
自分を知った

だから
いつまでも
涙が止まらなかった


ただ

卒業式の日に
あの感謝の手紙を
君に手渡せて
よかった

そう思うことで
私は私の救いとした

そして

過去しか
存在しないことに
いつまでも
涙は止まらない

2004/02/03 (Tue)

[184] 『モザイクタイル』
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生きること
すべて
一つ一つ切り出せば
きっと
無駄なことばかり

そんなふうに
見えるだろう

バラバラに散らばった
大小さまざまな
ガラスの欠片みたいに

だけど

それは
自分にしか描けない
人生を映すモザイク画の材料

組み合わせは自由

一生をかけて
やっと形作れる
少し離れて
やっと見える

億千万のピースを
集めても
それだけじゃ何も見えない

一つ一つが
無駄に散らばって
見えるだけ

描きたいものを
イメージできなきゃ
ノイズばかり

一生をかけて
ただ一枚の絵を描く

逝くときに
ハジメテわかる全景

軌跡には
疑問
迷い
選択
決断

生きること

ただ一枚の絵を描く為に

2004/01/28 (Wed)
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