青空に浮かぶ白と光と影白と青の陰影が眩しくて瞳の奥に貫いて記憶を揺さぶる―唄いたい―空の唄を…高く果てなく自らが宇宙風の唄を…遠く果てなく飛んでゆけ海の唄を…広く包み込む心を抱き砂の唄を…囁きながら大いなる協調を生む遥か彼方より全景眺めしも未だ嘗て捉えられることなし目を閉じて心傾ければただ頬を伝ふ涙にそっと呟く唄に聴こえるものなくただ伝ふは涙ばかり
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