詩人:ハoィンロ | [投票][編集] |
ボクの命が尽きたのは
19年も前のこと
失うものが多すぎて
奪われるものが多すぎて
悲しかった
なぜボクなんだって
なぜ病気はボクを選んだんだって
神様はボクをイジメてるんだ
最初はそう思ってた
今思えば健康な人には体験できないことを
体験したんだって
誇りに思える
得たものだってあるんだ
何気ない生活がとんでもなく幸福だってこと
だからボクは見てるんだ
家族 友達 ボクに関わってくれた人達を
ボクの分まで幸福になれるように
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散らかる部屋に
溜息ひとつ
溜息と共に
拡がる煙
煙を見つめては
浮かび上がる君の笑顔
この煙は消えるけど
溜息に秘めた
君への想いは消えることはないだろう
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過ぎてゆく時間の中で
考えるのは君のコト
寒さの残る春の音を
君と僕とで演奏する
桜舞う季節
あなたが僕を呼ぶから
思わず抱きしめたくなったあの日
愛しいアナタへ
春の風に想いをのせて
今 アナタに届けよう
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この白いキャンパスに
あなた色の絵の具をのせて
僕とあなたで
二人の今を描いてく
淡い色のその絵の具
あなたに似合ったその絵の具
何度も何度も重ね塗り
白い部分が埋まってく
あなた色を塗る毎に
僕の白いキャンパスは
あなた色で染まってく
この白いキャンパスに
あなた色の絵の具をのせて
二人の未来を描くため
淡い色のその絵の具
あなた色のその絵の具
毎日毎日作りだす
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心の隙間を埋めるように
君からの着信
スピーカーから聞こえる声は
あの時と変わらない君の声
自然と心が弾みだす
ねぇ 覚えてる?
いつだったっけな
君に想いを伝えた日は
その時の僕には君が眩しすぎて
声にならない声で想いを伝えたんだ
あれ
涙がとまらない
電話の向こうに君がいる
それだけで嬉しかった
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僕にはアナタが必要なんだ
海に砂を撒いたって
陸ができるコトはない
でも 少しでも1mmでも近づけるのなら
僕は君に『愛』とゆう砂を撒きつづけよう
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咲き乱れる花花よ
せめてもう一度
羽を休める鳥達よ
私をあの人の所まで
吹き抜ける風神よ
私の声を届かせて
涙で滲むお月様よ
どうか照らしだして
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熟した実が枝から地面へ落ちるように…
昔昔に愛し合った2人
風を切って走るオトンに
オカンは恋をした
他に何も見えなくて
一緒に居るのが幸せで
今
何十年もの歳月が
馴れ合いだけにしてしまったんだろう
酒がオトンを変えた
喧嘩は絶えず
いがみ合い
窶れるオカン
助けることができなくて
ただ子供のように泣くだけしか出来なかった日々
離婚の話はつい最近
耐えることに疲れたオカン
今までの家族の思い出が
本当に思い出になってしまうんだ
同じ屋根の下
みんなで笑い合えた日々が
本当の幸せだったんだろう