詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
間違い探しは
正解と見比べながらやるから
できるのであって
何を正解としてよいのか
わからないのなら
間違い探しなんてハカハカしく
実に時間の無駄遣いである
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つっかかってこないで
よく考えてごらんよ
全ての悪は許される
それは当然のこと
さて
その大きな机の上で
今日も愛の話をしよう
夢想家ばかりで手を繋ぎ
今日も世界は変わらない
とてつもない夢が
希望で膨らんで
いつまでも萎むことはなく
泥んこ遊びをする犬っころのように愛しく
昔から部屋にあるソファーのように居心地がいい
だから僕らは
互いを大切にするんだろう
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夕暮れの街を
影に追われて走った
両手に慌ただしい現実を抱えて
ふと立ち止まれば
疲れた僕はひとり
てっぺんの見えない坂道の途中で
景色はすっかり変わってしまっても
今日もまたこの街は僕を待ってる
いつだってそれは変わらない
なぜなら僕はここで
青春時代を過ごしたのだから
今さらね
青春時代みたいに
もう青春はできない
僕はきっと
理想を演じてしまうから
でも青春時代のもどかしさが
今日もここにあるよ
僕はいつだって僕なのさ
夢のような現実は
今日も壊れた旋律を
奏で続けているけれど
それだけはほっぺをつねらなくてもわかる
たしかなこと
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過去を振り返れば
ああすればよかったと
いつもしょうもない反省をしてしまう
でもたまには
ぎこちない思い出に
ニヤニヤしたっていいじゃない
転んで起きて
また転んで
マイナスが多いと
感じる人生だけど
生きているだけでプラス1
たとえ1でもプラスはプラス
決してゼロになんてならない
ましてやマイナスなんて
寝て起きたら結局プラス
単純に足し算引き算じゃ計れない
そんなもんだね
人生ってのはきっと
さあてニヤニヤしたら
また明日から頑張れる気がする
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未来は思い通りに訪れないけれど
進んだ通りに辿り着く
簡単そうで難しい
好奇心に化けた恐怖心
君は明日の自分を知っているか
僕は知らずに目を瞑る
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恋色ランダム
ゆらゆら、キミと
近すぎてぼやけて
遠すぎてぼやけて
恋色ランダム
そわそわ、キミと
目を凝らしてぼやけて
チラ見してぼやけて
サイコロは六面
キミは何面?
角度を変えれば
またキラキラと
恋色ランダム
ゆらゆら、キミと
ぼんやりと色だけがわかる
それがまたいい
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高い雲の上から
自分をリモコン操作したいな
そしたら人生は
今よりきっと簡単になるよ
そう君は言うけれど
みんなみんながそうなったら
操り人形なんか放り出して
結局みんな雲の上で暮らし始める
僕はそんな気がする
そう言えば
鉄人28号って
リモコン操作じゃなかったっけ?
あれ?
ジャイアントロボだっけ?
世代じゃないから知りません
知らなくてすみません
ええ、だってね
ガンダム世代よりもずっと後
区画整理された時代に
生まれた甘ったれですから
世界が迷路なのか
僕が迷子なのか
それは雲の上から見てみないと
わからないことだとしても
僕は僕の見える範囲で
寝転がったり
背伸びしたり
やっていくしかないのよね
そうよね、きっと
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一歩踏み出すということは
今とは違う景色を見ることで
肌になじんだ
今のこの温い惰性を捨てて
全く知らない次への変化を
望むということで
一歩踏み出したら
君がどんな顔してるか
わからないからこうして突っ立っているわけで
むしろ自分がどんな顔してるかも
わからないから怖いわけで
今はただ
君に会いたい
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ありがとう
けむしがきゅう
そしてぼくらがむげんだい
うちゅうのやみに
ちきゅうはひとつ
ちきゅうのうえに
あなたはひとり
ひとりがいやなら
よぞらをみあげ
ちいさなじぶんと
ちいさなあいを
かみしめながらおやすみよ
しらないだれかもそのきもち
きっとしってるあたたかさ
ありがとう
けむしがきゅう
そしてぼくらがむげんだい
しぬときゃひとりでながれぼし
しぬまでぼくらでむげんだい
ありがとうをむげんだい
POET10YEARS
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楽しかったこと覚えてると
今が辛くなってくる
楽しかったこと忘れようか
それはできない大切だもの
楽しかったことは星になり
とぼとぼ歩く道を照らす
楽しかったことは流れ星
涙でぼやけて見えやしない