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アルバトロスの部屋  〜 投稿順表示 〜


[309] 嫉妬に似た愛の形
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14歳の君が愛しくて
僕は過去に嫉妬する

今を蔑め未来に恋せよ
意味のない使命を
背負いながら
重い重いと
しょっぱい汗を
流しては拭い歩くんだ

14歳の君が愛しくて
キラキラ輝いていたことに
いまさらになって
気がつくのも
歴史は繰り返すと
昔から言うから

光の中心はきっと
光の輝きを知らずに
闇を抱えている

それが愛しくて
僕は未来を夢見る
僕じゃなく君に微笑むよ
嫉妬に似た愛の形
裸電球に似た幸せの光

2009/01/02 (Fri)

[310] 恋は水色
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恋は水色だという

朱く染まったほっぺた
夕闇に流れるピアノの音
無関心に吹いた北風

勝手に嫌ったこの街から
悲しみを取り除いて
クズだけが残された
僕だけがいた

ただいま
その言葉は久しぶりすぎて
何色にも染まらずに
いつのまにか消えていた

明日は早く帰ろう
恋は水色だから
未来が透けて見えるから

2009/01/07 (Wed)

[311] ゴーストノートを捨てないで
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僕の名前は・・・

記された事実は冥王星まで届く
隠された想いはブラックホールを突き抜ける
それはほら
足元に確かに刻まれるビート

あの・・・僕の名前は・・・

君から見た境界線
誰かに笑われた上っ面の生活観
通行人Aのセックスなんて想像したくもないね!

だから僕の名前は・・・

知ってるから黙れ
抱きしめてやるから来い
抱きしめてほしいから
ねぇどこにも行かないで

そう君の名は・・・

ゴーストノートを捨てないで
バラバラになった季節が
また繋がりはじめた

2009/01/14 (Wed)

[312] 落とし物
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落とし物には
気付かないのが一番いい
気付かないまま
死んでしまえば一番いい
宝物が勝手に
落とし物に変わるとき
僕は知らないうちに
悪意に満ちて
そんな悪意はオゾン層を
突き破ることなく溜まるから
僕の落とし物も
またキラリと光るのね

だけど落とし物には
気付かないのが一番いい
気付かないまま
死んでいくのが一番いい

2009/01/16 (Fri)

[313] 僕の根っこ
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僕は偽善者なんだってさ

仕方ないよ
僕の根っこは
悪なのだから

必死で隠して生きていく
知らず知らずに奥深く

僕の根っこを
掘りかえすな
枯れてしまうから
掘りかえすな

僕の根っこ
とんでもなく悪
偽りなく悪
君が与えてくれた水で
咲かせた花は
悪気もなく咲く
君の横に咲く

君が笑った
僕も笑った
知らない誰かも
笑っていたとさ

2009/01/30 (Fri)

[314] すすめ、すすめ
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うまくいかないって
わかってる

でもうまくいくかもって
おもってる

どうなるだろうって
きたいしてる

こうなりたいって
ねがってる

すすめ、すすめ
ぼくらには
まえもうしろもない
みぎもひだりもない
すすめ、すすめ
ぼくらには
きのうもあしたもない
いまだけがある

うまくいかないって
わかってる

でもうまくいくかもって
おもってる

2009/02/04 (Wed)

[315] 他人事のように今日は過ぎていく
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努力家だねぇ


と言われる



違う違う




諦めが悪いんだ





2009/02/13 (Fri)

[316] 覚えてる
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どうでもいいことは
覚えてる
ちゃんと覚えてる

大事なことは
忘れてる
なぜだか忘れてる

どうでもいいことが
日常を埋めつくすから
大事なことが
埋もれてく

でも本当は全部
大事な僕の宝物だから
覚えてなくても
よく考えてごらん
ちゃんと覚えてる

忘れてるということは
覚えてるということで
覚えてるということは
忘れてしまうということで
悲しいけれど
それが生きてるということ
ちゃんと覚えてるんだもの

2009/02/16 (Mon)

[318] 何か違う
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何か違う
最近よく思うけど
何が違うのか
わからない

でも僕ら
妄想なのか
現実なのか
よくわからない
ぼやけた夕焼けの中で
手を繋いで
帰り道を歩けば

何も違わない
そう思ったりもする


それさえも
「何か違う」のならば

大人になるって退屈だね

君が言ってた
その言葉の意味が
わかる気がする

そうなんだ
何か違う
何か違うから
涙が出そうになる

2009/02/17 (Tue)

[319] そんなんだけど
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天然水でも雨水でも
喉が渇いていれば
それは美味しい

そうして騙されてきた
これからもずっと
騙されていく

僕はただ
渇いていた
汗ってどうやって
かくんだっけ

そんなんだから
安っぽい涙しか
溢れないんだ

そんなんだけど
涙は涙
しょっぱい味がする

君がここにいたら
君がここにいてくれたら

2009/03/13 (Fri)
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