詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
青い背景
眩いフラッシュの中を走り抜けた
そして僕は今
スピードを緩めて沈黙する
歩き方を忘れてしまった?
いや初めから知らなかったのだ
青が窪みに落ち込んで淀んだ藍
突入するのではない
脱出するのだ この青から
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期待しない
でも信じている
その温もりをいつも欲している
君から聞こえるリズムを愛している
ただそれだけのこと
これ以上などない至高のこと
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提出する書類をまとめないといけないから
データに基づいて客観的に
何度も練り直して練り直して
ところで
どこに提出するんだろう
これは何のための書類だろう
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すべては
想像でしかないのだけれど
そもそも
想像することに意味はないのかもしれないけれど
それでも
想像してみることで救われるのならば
おそらく
想像することが僕らを繋いでくれる
空に戻るその日まで続くよ
すべては
想像でしかないのだけれど
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考えると
空の色が濃くなる
風はひそひそ話を始める
僕はつまらなくなる
考えると
目的地を通り過ぎる
君が咳をする
僕はつまらなくなる
考えると
お風呂は湯気でいっぱいになる
夜が店じまいをする
僕はつまらなくなる
そして眠る
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すべてが夢だったときの対処法はちゃんと考えてある
まず時計を見て時刻を確認して
いつものように時間がなければ
ひとまず顔を洗って
冴えない頭と顔で部屋をキョロキョロ見回して
そんでよく分からないけれど何故か煙草に火をつけて
少しだけボーッとしたあと
ふと我にかえって慌てて着替えて準備して
そうしてバタバタと家を出て
なのに余裕ぶっこいて
途中でコンビニなんか寄ったりして
コーヒーとおにぎりという変な組み合わせをチョイスして
職場についたら
気が付くと、ほらいつの間にか夜だ
だからユラユラとお家に帰って
おいしいのかどうか分からない飯を食って
お風呂とかその辺はいつも曖昧だけれど
何やかんやするうちに
またモゾモゾと布団に入って
そんでムニャムニャと寝ているうちに
ほら、今度は朝さ
えーと、
そのすべてが夢だったときの対処法も
もちろん考えてある
また
いつか話そう