何を取り戻すわけでもなくどこに逃げるわけでもないただ時間は戻らないし逃げてもギリギリの平行線上そう知ってしまったから一人歩きした感情が僕を追い抜けばまだ今よりずぅっとマシかなだけど見た目よりもいつも中味が億劫なんだ僕はずっと瞼の内側の世界を眺めていたのかもしれない
[前頁] [アルバトロスの部屋] [次頁]