それは遠い昔
今日がまだ明日だった頃
君が笑った泣き顔だった頃の話
虹が霧に変わる前に
雨が虹を作る前に
僕らは出会って抱きあったのさ
飛べないと嘆く僕
飛びたいとせかす君
今になってわかったんだ
地面は続いてる
僕らの裏切りも気にしないままで
手を繋ごう
僕らそうやって
温い体温を分け合ってきた
歩いていこう
僕らそうやって
空に夢を抱かなくても
地平線の向こうには
昨日の僕らの背中
空は確かに広いけど
それはまた今度
今はゆっくりと歩いてゆこうよ
ゆっくりと歩いてゆけるよ
2006/11/23 (Thu)