どこまで潜れるかそんな気持ちで潜水してんじゃない目の前に広がるその青をもっともっと見たいんだ苦しくなっては水面に浮かんで空を見上げるけれど呼吸をとめて幽体離脱思考をやめて無重力光の届かない海の底まで僕ら人間はさあ辿り着けるかな?はかなく消えゆく気泡に嫉妬して海の闇に僕を葬ってくれ宇宙になった空の下波に漂いながら何度もそう思ってそして笑ってまた笑って
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