君と同じ夕日を見ていたと正直な嘘をついた僕の部屋からは夕日なんて背伸びをしても見えやしないその嘘は僕らを繋ぐ唯一の「本当」になる僕は君との電話を切った後チャリに乗って海に向かう重なりはまたズレを生むだろうけれど僕らは重なり合うそんな不思議な現象を夕日は全て知ってるように笑う君がそこにいる気がした
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