自分自身の意思で進んで来たはずなのに誰がこの今を望んだ?自分だよな?なんて自問自答していや自答のふりして音はなく口をパクパク電池の切れかかった時計の秒針のように小刻みに震えて唇と舌の先が乾いて渇いてでも振り向けば確かに自分の軌跡は電子化されて風化せずに残っていてポンッと爆発させて蒸発させて空の青さに歪ませてああ やっかいだ
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