僕らを現実に縛りつける空想の鎖ひとつずつ外す丁寧に慎重に現実は音もたてずに消えるだろう何も残しはしないだろうという空想ひとまず決めつけて踏ん張ってそして走り出す身体中にあらゆる感触を気持ち悪くなるくらいに感じながら存在するということに恐怖する何もないということにも恐怖するすべてフェイクで真実なのにお互いを束縛する世界優しい世界誰も導かない世界案内人のいないキリのない旅
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