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アルバトロスの部屋


[412] 止まれ
詩人:アルバトロス [投票][編集]

僕らを現実に縛りつける空想の鎖
ひとつずつ外す
丁寧に慎重に

現実は音もたてずに消えるだろう
何も残しはしないだろう

という空想

ひとまず決めつけて
踏ん張って
そして走り出す
身体中にあらゆる感触を
気持ち悪くなるくらいに感じながら

存在するということに恐怖する
何もないということにも恐怖する
すべてフェイクで真実なのに

お互いを束縛する世界
優しい世界
誰も導かない世界
案内人のいないキリのない旅

2014/11/25 (Tue)

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