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流月の部屋


[3] 呼吸
詩人:流月 [投票][得票][編集]

いつの間にか


呼吸に色と音がついた


そんな冬の日の朝


散らかった1Rの中で


一人でいるでいると感じる


「なんてこの部屋は広いのだろうか」


寂しさに堪えるために


この小さな部屋に


無理矢理、ねじこむように


多くを詰め込んだはずなのに


ただ1つ、無くなっただけなのに


こんなにも広く


こんなにも寒く


こんなにも寂しい




一人が辛いだなんて思っていなかった


でも


独りは本当に辛かった





暖かい毛布を下さい


私が凍えてしまわぬように


暖かい毛布を下さい


全てが戻ってくるような気がするから(偽りの温もり)





呼吸の色と音が


また少し増したような


錯覚のような現実

2007/02/15 (Thu)

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