詩人:理恵 | [投票][編集] |
ああ、砕けた。
ひとつひとつ、私の心。
破片、拾っても
もう、元には戻らないね。
触らなさんな、怪我するよ。
さあさあ、ほうきとちりとり持ってきて。
あたしのココロは不燃物じゃないからね、
ひとつ残らず灰にして。
なあに、今さら大事にするもんでもないさ。
今のあたしがかけるのは
子どもの私にかけるのは
至極妥当な言葉だろう?
私だけが大事そうに抱えてた
それが大人に弄ばれてた理由がわかるだろう?
泣くなよ、泣いたってもう
私の味方はいないだろう?
それを砕いたあたしを
見ていただろう?
私にはまだ早かったかな?
わかったよ、ちょっとどいててね。
ほうきとちりとり持って来るから。
ひとつ残らず灰にしてあげる。
H27.2.14
詩人:理恵 | [投票][編集] |
疲れてしまってさ、
夕食なんて作れねんだ。
そこにあるパンで済ましてけれ。
だらけちまってさ、
夕食なんて作れねんだ。
1日くらい大丈夫さ!
なんて
もう3日目の無限ループ。
いい加減作らんと
私の財布が泣くよ。
冷蔵庫のなかには
私のお金で買った
材料だけはあるんだから
腐る前に
早よ作れ!
H27.2.13
詩人:理恵 | [投票][編集] |
消費期限切れのクリーム
頬張った夜
見栄か欲か知らないけれど
籠った
1日くらいならと
意地か性か知らないけれど
籠った夜
後悔はしたけど
きっと反省はしない
H27.2.10
詩人:理恵 | [投票][編集] |
わかるよ、なんて
とても言えない
私はあなたじゃないから
あなたは私じゃないから
暗い部屋でひとり
写真をばらまいた午後
何度 涙を拭っただろう
わかるよ、なんて
とても言えない
本当にわかってもらえたことなんて
何度あっただろう
本当にわかるってなんだろう
私はあなたじゃないから
あなたは私じゃないから
H27.2.10
詩人:理恵 | [投票][編集] |
聞こえないよ
聞こえない
真っ暗
誰にも
悲しみの中で
洞窟の中で
はね返されただけの
私の
声
受け止めてくれる
器など
どこにも
ない
抱えて
ずっと
私の中で
それしか
私から
出してしまえば
感情はホームレス
行く宛もなく
さまようだけ
だから
ここで
H27.2.9
詩人:理恵 | [投票][編集] |
ここから出して!
ここから・・・
もうシガラミはないよなんて
抜け出せるはずさなんて
勝手なこと言わないで!
目の前が見えなくなるほどの
フラッシュバックも
笑おうとして流れる涙も
意図せずに溢れ出る記憶も
シガラミはないと言えるの?
私の努力で何とかなるの?
どうすればいいの?
抜け出したのは身体だけじゃない
H27.2.8
詩人:理恵 | [投票][編集] |
悲しいね
あなたの手に触れられないこと
悲しいね
積み上げたものが失われること
悲しいね
私が誰かわからないこと
悲しいね
無理にでもポジティブでなきゃ生きられないこと
悲しいね
自分をコントロールできないこと
悲しいね
人の気持ちがわからないこと
悲しいね
悲しい
H27.1.17