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理恵の部屋


[144] これは詩ではない、詞である。44
詩人:理恵 [投票][編集]

遠い遠いこの道は
あの人へ続いてる
信じ歩いてきたのに
別つ舟は霧の中

知らない場所に
居座る見えない未来
私は君の笑顔
守れるかな

あゝ あの子もそうなんだろうか
何にもないように笑うけど
あの優しい手は今でも
心の中にあるでしょう


いつもいつも思ってる
あなたに会えない時間
寂しさも全て忘れ
夕べに語り合いたい

それなのにその胸に
しまってる希望一つ
同じ夢を見て
目指す先は

あゝ 僕ら違ってたのだろうか
虚ろな瞳で見ていた
またここへ迎えにゆくよと
指切りをしていたのに

誰にも追いつかれやしないよ
あなたが開いた道だから
その意思を繋ぐために
一人でも駆け抜けよう

深く沈んでゆく
私はあの人の元へ参ります

あゝ 風が噂しなくても
歌声に導かれるまま
今 その優しい手を取って
二人の希望を果たそう




2021.1.30

2021/02/15 (Mon)

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