ホーム > 詩人の部屋 > 理恵の部屋 > これは詩ではない、詞である。45

理恵の部屋


[146] これは詩ではない、詞である。45
詩人:理恵 [投票][編集]

斜めから射してた夕陽に影を落として
燃えゆく街並みに僕ら鼓動を鳴らしていた

上手く話せない二人の間に吹く風は
冷たいけど何となく嫌ではなかった

明日は晴れるかな? なんて
小さな画面越しに語り合っていた時も
君に会いたくて仕方なかった

桜咲く季節がまた
やって来るけれど
君のその笑顔がまだ
離れられないでいるよ

あの場所へ続いてく道は遠回りでいい
そう思えた君と歩いた淡い空の下

気がつけばたわいない話もできるようになってたけど
それが当たり前すぎたんだ

今日は会えてよかった なんて
言えないまま街は2度目の冬を越え
温かい日差しを待っている

桜散る頃にはまた
君と笑っていたい
そう願うくらいいいでしょ
君もそうならいいな

桜舞う季節には
手を繋げるかな
画面越しの思いだけじゃ
まだ足りないよ

きっとひとり歩いている
この道の先で
膨らんでいく蕾はいつか
咲き誇ること信じて





2020.2.9

2021/02/12 (Fri)

前頁] [理恵の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -