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理恵の部屋


[81] これは詩ではない、詞である。D
詩人:理恵 [投票][編集]


片付かない心の奥から
なけなしの言葉拾って並べる
灰皿にたまってゆく
煙草の灰のような気持ち

わりきれないで 過去からずっと
進めないでループしている
素直になったら何もしないで
ただ波間に浮かんでいたい

人間として生きるということさえ
本当の意味もわからない
働いていること? 友がいること?
必死で繕う毎日

進みたい願い抱えて
どうすれば、という壁にぶつかる
外に出て日を浴びたら
徒な時間があるだけ

繰り返してるパターンに急に
漠然とした不安がよぎる
こうなったらきっと
またあの繰り返しと予感すらしてる

人間として生きるということさえ
本当の意味もわからない
失った記憶と裏切りの中で
生きる意味もわからない

それでもきっと意味を考えているのは
生きていたい 人間になりたいと
思うから

きっと生きていくには向かないけれど
休日の使い方さえも
考えるような日々 正しいのかなんて
わからないけど探してる





H27.5.27

2016/06/04 (Sat)

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