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花房優希の部屋


[15] 君の魔法
詩人:花房優希 [投票][編集]

君のひとことで、私はこんなにも嬉しくなれる

そんな君はまるで魔法使い

私だけの魔法使い

今度は何の魔法をかけてくれますか?

貴方の手の中でだけ

私は輝けるの

12時までの魔法じゃないから

貴方がいる限り、ずっと解けないよ

なんて素敵

ねえ、王子様じゃなくても良いよ

私が物語のお姫様でなくても良いよ

貴方だけの、お姫様

その魔法で王子様になんか渡さないで

ずっと貴方の傍にいたいから

ずる賢いトコロも大好きなのよ

そんな私はもっと酷いオンナ

本物のお姫様のように可憐でもないけれど

意地悪な継母役なのかも知れないけれど

それでも

そこに、私のストーリーがあるのなら

そこに、君の姿があるのなら

私はいつだって無敵で素敵になれるから

私をこんなに狂わすのは、君の魔法

意地悪で愛しい愚かな魔法

本当はね

そんな魔法がなくても、ずっと貴方が好きだったのよ

ねえ、私をずっとその腕の中に抱いていてね

ずっと離さないでいてね




2人だけの幸せを、どうか誰も壊さないで。

2008/04/26 (Sat)

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