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阿修羅の部屋


[107] I need, I want,
詩人:阿修羅 [投票][編集]

偽って

演じて

少し、
愉しくなって

哂いながら
何かをたくさん
失ってく

躰の欲だけ
どうにか埋めて

消えそうになる
夜の隙間を縫い合わせてく


偽るから
現実(ホントウ)がうまくいかない
怖くて、その辺が軋んだりして
逃げる

逃げ出すあたしを
抱きしめてその腕に
収めてなんて

言えない


偽る隙も無いほど
愛して

見下さないで
これでも必死


枷を外すと
貴方を襲いそうになるあたしは
なんて汚れてるんだろう

愛される事に
死に物狂いになる事が
情けないのだとしたら
あたしはいつの頃から
羞恥的なレッテルを
はられているのだろう

求める事がイケナイコトだとしたら

あたしは偽って
欲を喰って
生きるよ


Say nothing

Need me



I want...

2006/10/10 (Tue)

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