詩人:阿修羅 | [投票][編集] |
揺らぐ意識の向こうに
あの時書きなぐった
言葉が残る
意味もなく紡ぎ出した言葉は
僕を担う何かには
なりえなくて
空しさから静かに
瞳とじた
全てがどうでもよくなる前に
愛してる、の空想は
やけに綺麗で吐き気がする
清純なんて
ありえないのよ
混沌とした世界の中に
欲だけが綺麗に
形を現すから
虚しくなるんでしょう?
哂った隙にさらえるなら
さらってみせてよ
淋しい夜てのは
そんな簡単なモンじゃない
少しの言葉が色を持つのは
それを吐くのがあなただから
あなただからなの
全てに不安になって
押し潰されそうになったとしても
あたしはあなたを嫌いになれない
だから、だからずっと
抱いててほしい
感情がうまく
コントロールできなくなっても
それをあたしと
認めてくれますか
毎晩のように
涙を流せたら
あたしはあなたのに
なれるの?