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阿修羅の部屋


[134] それ
詩人:阿修羅 [投票][編集]

途切れ途切れの

記憶の隅に

君を見つけた


掴んだ拍子に

崩れ去っていった

何かの塊



光は僕を

見つけ出してはくれなかった



闇の中、


ただ独り。



手を伸ばした先は

君との記憶



握り返してくれた

その手の正体は?


途切れ途切れの

記憶と

闇の中で


無我夢中で抱き締めた

それ、とは。

2006/10/26 (Thu)

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