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阿修羅の部屋


[17] 人魚姫=eternal story=
詩人:阿修羅 [投票][得票][編集]

失せてく蒼の、あおの底で


絶え間なく続く、鼓動の狭間を



ゆらゆら、揺られて





哂ってる声を、キイタ



静寂なはずであったのに




哀しみに包まれて、


 

もう、独りで






要らないのだ、と叫ぶ



というより、叫びたい




と願うだけであって




一歩たりとも



進むことはない




戻る、こともない




貴方を未だ、想っていると



そんな気持ちは




無情にも、蒼のかけらに



なって消えた





声にならぬ声で




うたって、いる



ただただ



貴方の為に



貴方、だけの、ために






触れた光も



今はもう闇





優しさを見たはず、の



僕の瞳に映ったものは






深く深い、眠りに



もう二度と




目覚めぬように、と

2006/07/12 (Wed)

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