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阿修羅の部屋


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詩人:阿修羅 [投票][編集]


とおくから、だって

解ってしまう


どうして




厚い、あつい壁

触れてなくたって

解ってる筈なのに


ずっと、とおくだって


そこだけが

鮮明なんだって



見つめてしまう、

あたしを許して


言えない、

癒えない、想い



さよなら


切り刻む、ように

言い聞かせる


さよなら



ここに居られなくなったら

あたしも少しは

変われるのかもしれない



落ちる雫


知っている、のは

あたしだけ



小さく呟きつづける、さよなら



もう少しで

消せる、其れ

2008/02/23 (Sat)

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