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阿修羅の部屋


[206] Falling
詩人:阿修羅 [投票][編集]


そうっと

抉るように


なぞった傷痕



切り裂いたのが

いつだったかなんて


記憶にない、もう


溢れ出す水のように

止まらないのは


止まれないのは




ぞっと、させてみたい


それがどんな
感情かだなんて

説明はつかないけれど


今よりは

哂ってられる


あたしは

生きてんだよ



誰にともなく


そういっていないと


消えていきそうで


手を

てを


握っていて



そんざい、しょうめいを



おちてく

2008/02/23 (Sat)

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