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阿修羅の部屋


[233] 生きていく、から
詩人:阿修羅 [投票][編集]


ああ、そうやってまた

世界は廻ってゆくんだ


君だってもう、
気づいているだろう


終わりなんて、
とうに目の前に迫っていること


世界が終わってゆく音が
もうこんなに大きくなっていること


気づいていたろうに、
みんな笑って誤魔化して

今日という日を生きている


それが素晴らしいことだって
ずっと昔に誰かが決めたけど


そう思えないからって

殺されたりしないだろう


いつだってそうでしょ?


未来は明るいもので

みんなわらってて

何でだって独り僕はそこにいて

訳わかんないまま
そうだねって嗤ってる


ほら、おわってく音がするだろう

崩れてんの、見えてんでしょ?


それでも世界は廻ってるけど

それでも生きていくって
誰かは云ったけど

僕も生きていくって云ったけど、


もう、終わるよ ?

泣いていいかなぁ、
すこし

朝日が全部をまた明るくする前に
すこし、

みんないないところですこし、


そしたらまたわらうから

世界がおわるまで

ちゃんとわらうから


生きて、いくから

2011/08/29 (Mon)

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