詩人:阿修羅 | [投票][編集] |
ああ、そうやってまた
世界は廻ってゆくんだ
君だってもう、
気づいているだろう
終わりなんて、
とうに目の前に迫っていること
世界が終わってゆく音が
もうこんなに大きくなっていること
気づいていたろうに、
みんな笑って誤魔化して
今日という日を生きている
それが素晴らしいことだって
ずっと昔に誰かが決めたけど
そう思えないからって
殺されたりしないだろう
いつだってそうでしょ?
未来は明るいもので
みんなわらってて
何でだって独り僕はそこにいて
訳わかんないまま
そうだねって嗤ってる
ほら、おわってく音がするだろう
崩れてんの、見えてんでしょ?
それでも世界は廻ってるけど
それでも生きていくって
誰かは云ったけど
僕も生きていくって云ったけど、
もう、終わるよ ?
泣いていいかなぁ、
すこし
朝日が全部をまた明るくする前に
すこし、
みんないないところですこし、
そしたらまたわらうから
世界がおわるまで
ちゃんとわらうから
生きて、いくから