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阿修羅の部屋


[72] 偽造
詩人:阿修羅 [投票][編集]

おかしくなる
歯車は、音を立てて
見えなくなる、
そのさきまで
僕を連れてくんだろ
解らなくて。
今は流れるままなんだ
視えた光も逃す程の
とろい速度で
過ぎる時間の針に
早く自由を、と
願っている
視えない未来、と
視え透いた嘘が
僕を創り上げて
螺旋の様に巡っている
かわりばんこにくる
痛みと幻は
いつだって空想世界を
僕に視せて
絶えず巡る事を知る
瞳に映った景色は
色褪せたとしても
貴方は、
貴方の言葉だけは
変わらないと信じてる
今は救い等には
到底及ばなくとも
いつか我を担う
何かになると信じてる

幻ならば本物に
見せ掛けていれば良い

2006/05/09 (Tue)

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