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阿修羅の部屋


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詩人:阿修羅 [投票][得票][編集]

雨粒は穿つ
花弁堕として
貴方と視紛う色が
地面に這って、いるのを
あの時のあれと
認識しはしない

綺麗に咲き誇る
華、程恐ろしいものは
ないのよ、と
哂った

と見せ掛けて
吐き出して、おいた
君には、見えないように

棘とは元から
存在するもの

哂った隙に
殺す為

穿つ雨粒
突き刺す



痛みは妙に
脳裏に焼きつくだけ

2006/05/09 (Tue)

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