ホーム > 詩人の部屋 > R指定の部屋 > 不器用

R指定の部屋


[1] 不器用
詩人:R指定 [投票][得票][編集]

いつから、こんな計算じみたオトナになっていったの?
あのころ、流した涙の味は、確かにしょっぱかったけど
それだけでは、なかったはずなのに

いつから、こんな汚い笑顔が得意になったの?
あのこと、君に言われた「君の笑顔が好きなんだ」
きっと、今はもう、あの頃の笑い方すら覚えていない

いつから、君が隣からいなくなっていたのか
きっと、それ以前に、あたしがあたしから離れていっていたんだね
器用にになりたくて
不器用な生き方がいやで
でも、やっと気が付いたよ
器用な自分よりも、不器用な自分でありつづけたいって

2006/06/15 (Thu)

[前頁] [R指定の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -